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熊を見つめた男たち

コンパニオンアニマルとして熊を見つめた3人の男性についての考察です

芸術療法〜(21)爪の形

長年だ。生まれてからずっとである。わたしは自分の手が嫌いであった。その反動だろうか。他人の手をつい見てしまうのだ。ゴツゴツした手、細く華奢な手。大人なのに小さい手、外見の割に大きな手。 かのショパンは一見ゴツくて小さな手をしていたそうだがそ…

熊人形製作者リヒャルトの見た世界(草稿)

何から書きはじめたらいいだろう。リヒャルトについて何かを書いたとしてそれがこの世界の熊人形製作のはじまりの物語ではない。ヒトと熊のリレーションシップは悠久の歴史を持つのである。 しかしそのような時間の流れの中にあって熊人形製作者としてのリヒ…

1907年のカール・ハーゲンベック〜柵のない動物園

カール・ハーゲンベック(Carl Hagenbeck 1844〜1913)はドイツ人。世界で初めて柵のない動物展示を行った。無柵放養式展示(むさくほうようしきてんじ)と呼ばれるものである。それが1907年のハンブルク動物園だ。ハンブルク動物園は今も営業しているようであ…

クマとの出逢い〜近代ドイツ近郊に於ける熊と人間の関わり

リヒャルトがはじめて熊に出逢ったのはいつだろう。 現代のわたしたちの身の回りにはじつは熊は溢れている。ディズニーのクマのプーさんは世界的なクマのアイドルであるし、リラックマやくまモンはニッポンを代表するクマタレントたちだ。わたしは最近”コリ…

シュタイフ社 1902年 55PBとはどんなテディベアなのか

現在テディベアを作っている工場は世界中に幾つくらいあるのだろう。日本ウォーグ社 ポーリン・コックリル著「テディベア大図鑑」の巻末資料によればテディベアを扱う博物館及び老舗販売店として12カ国130のアドレスが載せられている。 ポーリン・コックリル…

Richard・Steiff (リヒャルト・シュタイフ)①

現シュタイフ社創始者マルガレーテ・シュタイフの甥。 1902年 テディベア第一号55PBのプロダクトデザインを手掛けた。55は座高サイズを、PはPlush(ドイツ語フラシ天)で素材を、BはBeweglich(ドイツ語可動)で肩と股関節が可動する部品を内蔵していた。 1903年…